笹(ささ)紋には上杉笹、仙台笹が有名です
竹・笹いずれも古くから庭園に植栽され観賞されていました。笹紋は江戸時代には大名旗本多くの家でつかわれています。笹は清和源氏のしんぼるという俗説に従って普及したものと思われています。竹に雀紋は梅と鶯のように庭の竹林に群れ飛ぶ雀の風姿を観賞する優雅な心象を形象化したものと思われる。
他には、丸に細九枚笹、中輪に十五枚笹、三つ追い十五枚笹、十枚笹、中輪頭合せ十五枚笹、軸付三枚笹、中輪に九枚笹崩し、丸に根笹、丸篠笹、丸に若根笹、丸根笹、竹輪に九枚笹、竹輪九枚笹、丸に三つ折れ笹、かげ笹九枚、雪持笹、笹車、蔓笹、雪持根笹、六角笹葉、五枚根笹、変り根笹、五枚笹、杵築笹、丸十字切竹、丸に並び切竹などがあります。